アプローチの基本はピッチ&ラン

一つの打ち方で1メートル手前に寄せるのが基本

 言うまでもなく、亜プr-地とは寄せるものです。プロはときたまカップインを狙うこともありますが、それも寄せる延長戦上での事。こう寄せれば入るかもしれないと言う発想でトライします。
イボミはアプローチがそれほど得意ではなく、特に日本に来た当初は苦労していました。環境が違ったせいもありましたが、いずれにしてもリカバリー率が低く、グリーンを外した時にはよくボギーを打っていました。それに気づいた清水キャデーに、あらためてアプローチの重要性を教えられて練習量を増やしたという経緯があります。

 

 清水さんに言われたのは、カップの1メートル手前に止めるイメージで打つこと。特にスタート前の練習ではよく言われます。
なんでも本線ラウンドになると、インパクトでヘッドが強く入りやすくなるようです。
自分では意識していないのですが、言われたみれば打ちすぎることがないとは言いきれません。そのため、練習では1メートルショートさせるぐらいが丁度いい。確かにそのイメージで本番に望むと、いい感じでアプローチできることが多いので、皆さんも参考にしてみてください。

 

 状況に合わせて寄せた方を変える。例えば、フェースを開いてボールを上げたり、低いボールでスピンをかけたりするようになったのは、イボミの場合はプロになってからです。アマチュアの時hは一定のパターンでアプローチしていました。大体ピッチ&ランでした。

 

 アマチュアあの方がプレーするコースは、トーナメントコースのように設定が難しくありません。ですから、まずはひとつの打ち方を覚え、クラブを替えることでアプローチのバリエーションを増やすのがいいと思います。
イボミも基本的にこの考え方。状況に合わせて寄せたかを変えることはありますが、特別な場合を除けば打ち方を変えることはありません。

 

 ボールの位置と振り幅が同じでも、クラブが変われば打球の高さと飛ぶ距離が変わります。また、同じクラブでアプローチする場合でも、ボールを右寄りに置けば低い球が、左寄りにすれば高い球が出ます。
これらはみなシンプルで、誰にでもできることだと思います。いろいろな打ち方を覚えるのは、これができてからでもいいと思いますし、逆にできるようになると、いろいろな打ち方がスンナリ体に入ってくると思います。

アプローチでは左足体重でアドレス

 イボミにとってのアプローチのベーシックはピッチ&ラン。キャリーとランが5:5の割合になるように打つのが基本です。これを基準にアプローチする状況やグリーンのコンディションに合わせ、高いボールや低いボールを打つ。こうしてキャリーとランの割合を変えるなどして寄せ方をアレンジしています。
 アプローチで大事なのはアドレス。構えをキープしたまま打つイメージが必要だからせす。ピッチ&ランのアドレスでは、左足に多めに体重を乗せます。
アプローチではボールを飛ばさなくていいので、スイング中に体重移動をする必要はありません。また、軸をブラさず、決めたポイントでボールをとらえるうえでも左足体重はとても有効なのです。
 さゆうの体重配分は6:4くらい。ボールを上げようとしてすくい打つクセがある(トップしたり、ソールが一旦地面に触れてからボールに当たることが多い)人は、左足体重の割合をもっと増やしてもいいでしょう。
 左足たいじゅうで構えたら、打ち終わるまで左足体重のままでいます。打ち終わってから、左足体重の度合いが増えることはあっても、減ることはありません。これを心がけるだけでもすくい打ちは減ると思います。
 また、イボミの場合、、上体をリラックスさせないと思ったように打てません。そのため一度構えてからヒジを曲げ、両ヒジの距離を少し離す動作を入れて、腕から力を抜くようにしています。
こうすると肩や上体からも力が抜けてリラックスできるんです。上体に力が入るほど手元で振りやすくなります。
すくい打ちはもちろん、ザックリも出やすくなる。スイング軸もブレやすいので、いつも気をつけています。
 最後にボールの位置ですが、左足体重で構えたときに、左腕とクラブが一直線になった延長戦上にくるのが最適なポジション。結果的に両足の真ん中あたりにくるはずです。
 この体勢で素振りをしてみて振り抜きづらいようなら、その位置のまま足を引いてオープンに構えてもOKです。素振りでダフったり、思ったように芝を擦れないのであれば、ワングリップほどクラブを短く握り、ボールに近づいてアドレスしてもいいですね。
ボールを上げようとしている人ほど、ボールの位置が左に寄りすぎている可能性があるので気をつけてください。
・6:4の左足体重でアドレス、体重は乗せたますが体は傾けません。このバランスを保ったまま打っています
・左足体重にしても上体から力が抜けていないとスムースに動けません。手打ちの原因になるので打つ前に体からを抜くようにしています。

左足の形と左のお尻の位置を変えない

 ボールを上げたいときなど特別な場合を除けば、アプローチでは終始左足体重をキープしたままでスイングします。アドレスで左足体重にしておくと、左足の付け根に張りを感じるので、そこを軸にして左腰主導で下半身で回しています。

 

 上体からは力を抜いていますから、下半身を回せば上半身も一緒に回る。左足体重にすることでヘッドが上からボールをとらえやすくもなります。その結果、ボールが適度につかまりスピンの効いたボールが打てるわけです。

 

 左右の振り幅を対称にすることも重要です。アマチュアの方の場合、バックスイングウを大きくとってインパクトが緩むパターンが多くみられます。ボールを打ちにいったり、インパクトを意識することがこうなる原因だと思いますが、これだろ距離感が合わないのはもちろん、ダフリやトップといった基本的なミスも出やすくなります。手が先行するので、ヘッドの入り方がまちまちになってしまうのです。

 

 程度の差はあれ、イボミもこうなることがあります。なので、短い距離で振り幅が小さくても左右対称に振ることを心がけています。
加えて、グリップエンドと、軸となる左腰の間隔が変わらないよう、上半身を右⇒左と回すようにもしています。
このように動けると、フォローではおヘソとクラブヘッドがともに目標方向を指す形になります。

 

 また、一連の動作が上手くいくと、アドレスからスイングを通じて左足の形と、左のお尻の位置が変わらないので、それを心がけてスイングしていただくのもいいと思います。アマチュアの方の中には、普通に打てばボールが上がるのに、自分で上げようとしてミスをする方が少なからずいらっしゃいます。これを防ぐ方法は、ボールを上げようとしないことしかありません。

 

 ボールは上げるのもではなく、上がるのもです。自分が上げなくてもクラブが上げてくれます。下から上に振るのではなく上から下に振りながらボールをとらえてはじめて、ロフトどおりのボールが打てます。上げようとしない方ががると言ってもいいほどですから、最低限、アドレス時の重心を保ったまま振りましょう。もちろん、自分が選んだクラブを信用することをお忘れなく。

  • アドレス時のバランスを保ったまま打つので、インパクトでも左足から左のお尻にかけての形が変わりません。
  • アドレスでは左足付け根に張りを感じています。ここを軸に左腰主導でストロークをスタートさせています。

アドレスと振り幅で距離を打ち分ける

 アプローチで距離を打ち分けるときは、アドレスと振り幅を変えますが、この2つの要素はお互いに影響し合っています。つまり、大きく振れない(=飛ばない)アドレスを作り、それに即した振り幅でスイングするということです。
イボミは、ロフト57度のサンドウェッジを使っていますが、このクラブでフルショットした時の飛距離は80ヤードです。
同じクラブで70ヤード打つケースでは、まずグリップを短く握ります。フルショットで80ヤード打つときは、左手小指がグリップエンドの近くまできますが、70ヤードを打つ場合には、グリップエンド側を1インチ(約2.5センチ)ほど余らせて握ります。そしてクラブが短くなったぶん、アドレスでややボールに近づきます。

 

 ここで大事なのは、ノーマルな長さでグリップしているのと同じ位置で構えないこと。こうすると前傾姿勢が深くなって同じように振れません。ですから、前傾姿勢が深くなりすぎないようボールに近づく、ヘッドがボールに届かなければヒザを深めに曲げて対応し、それに合わせてスタンス幅も少し狭くしてください。その結果、アドレス自体がコンパクトになります。

 

 そこからさらに10ヤード減の60ヤードを打つ場合には、グリップエンド側を2インチ(約5センチ)ほど余らせて握り、同じ要領でもっとコンパクトなアドレスにします。アドレスがコンパクトになるほどクラブを大きく振れなくなりますから、必然的にスイング幅が小さくなるというわけです。

 

 57度のサンドウェッジで80ヤード打つ場合は、いわゆるノーマルショットで、振り幅は他の番手のフルショットと大きく変わりませんが、70ヤードを打つときにはフルショットの4分の3くらい振るスリークォーターショットになります。イボミの中のイメージでは、グリップが右肩の高さにきたあたりがバックスイング側の最高点。これと対称でグリップが左肩の高さにくるところがフィニッシュというイメージで振っています。

 

 このように構えを少しづつ小さくし、それに見合ったスイングをすれば距離の打ち分けは簡単です。振り幅による飛距離の違いは人それぞれですから、あとはそれをラウンドでできるように繰り返し練習すればOKです。

  • フォローサイドでもグリップが腰の高さにくるあたりまで振ります。もちろん手だけではなく、体もしっかり回します。
  • クラブの長さと振り幅、アドレスで距離をコントロール。ここで57度を短く持ち、グリップが腰の高さにきたところがトップ。約20ヤードのアプローチです。

短い距離でも左ワキを締めて体で振る

 上記のことを基本にアプローチの距離を打ち分けているわけですが、いずれの距離を打つ場合にも共通していることがあります。それは手打ちにならないこと。
手打ちになると、手が先行したり遅れてりしてインパクトが不安定になります。いつも同じように振っているつもりでも噛んだりトップするのは、手先を使っているからと見てまず間違いありません。
 これを防ぐには、たとえ短い距離でも体で振ること。イボミの場合、スイング中に左ワキを締め、フォローでおヘソを目標に向けるように心がけています。アドレスからフィニッシュまで、左肩とアゴの距離が変わらないように動くのがコツです。
 ちなみにダフリやトップなどのミスは、クラブヘッドが上下することで起こりますが、その原因の多くはヒザにあります。特に右ヒザが前に出てくるとシャンクも出るので、アドレス時のヒザの角度を保ったまま打つようにしましょう。

  • アプローチはスイングの縮小版。ワキを締めて体の回転で打つのが基本です

重心を落として構え、ヒザの位置をキープする

 右ヒザが前に出てくるとシャンクしやすい、とお話ししましたが、そうしていないつもりでもヒザが動いてしまう方がいます。そんな人はアドレス時の体重配分をキープし、両足のカカトをつけたままでインパクトするように心がけるといいいと思います。いわゆるベタ足でアプローチするわけです。
 もちろん、ずっとままだとスムーズに振れませんから、最低限インパクトまではベタ足を保つようにするのです。また、手元が先行するのもフェースが開く原因ですから、グリップエンドが常におヘソを向くように体を回転させましょう。
 さらに、重心が高いとヒザが動いやすくなりますから、アドレス時に普段よりも重心を落とし、下半身を安定させるようにしてください。
 全部をやる必要はないと思います。このどれかをインパクトまで行えば、シャンクは出なくなりまます。

  • アプローチでミスをしないコツは、ずっとヒザの高さを変えずに振ること。ベタ足で重心を落したまま振るとやりやすいと思います

イボミのバンカーテクニック